カテゴリー: 雑記

創作者のインターネット拠点

 少し久しぶりの投稿になりました。
 台風の影響で仕事が俄かに忙しくなり、やることや考えることが多く、他のことは一切意識の外。そんな状況でした。ここ1ヶ月ほどの怒涛の忙しさは一応落ち着きまして、通常通り休みも取れるようになりましたが、対応しなければならない問題は現在進行形で続いており、来年度いっぱいまでは気が抜けなさそうです。私生活でも自家用車が水害でエラいことになりそれなりに凹んでおりましたが、当面の方針が決まったことと、元々の担当事業が先月で一つ終了したこともあり、少しホッとしています。
 労働に伴う人間関係や問題解決の難しさ、忙しさに対する時間の足りなさなどの問題にはしょっちゅう頭を悩まされますが、仕事内容自体は好きでやっているので、これは結構幸せなことなのだろうなと最近思います。やりたくも好きでもない仕事に振り回されることほど辛いものはないが、世の中そんなことの方が多いものですので…現状は振り回されつつ、元気にやっております。

 近況報告が長くなってしまいました。本題に入ります。

 今後のインターネット上での活動場所をどうしよう。今創作者が直面している問題はこれじゃないでしょうか。
 …というのは私が勝手に思っているだけなのですが、最近の流れを見ていると、創作者のインターネット拠点のあり方は大きな転換期に面していると思います。自身の個人サイト運用開始のきっかけは過去の投稿で触れているのですが、なぜ「今」個人サイトなのかは、前述のきっかけと、この問題にぶち当たったからというか、問題の答えの一つでもあるというか。

 まず、現在の創作者インターネット拠点のトップに君臨しているのはSNS、特にX(旧Twitter)であるように感じます。自身の創作物に対して好意的な反応がリアルタイムで数字で表れる点、コメントも届きやすい環境であること、そして何より、作品発表として利用できると同時に、情報収集や他者との交流、自身の何気ない発言が出来るところがこのSNSの唯一無二の強みではないでしょうか。
 この情報収集や交流が出来るところは現代においてかなり重要で、様々な繋がりを得ることが出来、趣味であっても仕事であっても活動の幅を広げることが可能なんだと思います。そして、現代ではそういった場があること、そういった場で活動していることが前提であるというところまで来てしまっている。

 SNSが普及する以前は、個人サイトやブログ、作品投稿サイトが主流だったと思います。個人や身内同士、同じ趣味を持つ者たちの狭いコミュニティでしたが、昔は今ほど広くオタク趣味等を含むサブカルチャーは浸透していませんでしたので、逆に棲み分けという面で優れていたと思います。
 しかし、そういった趣味もライトに受け入れられるようになり、発表の場を選ばなくなってきた。今までは元々対象のものに興味のある人しか辿り着けず、さらに辿り着ける人も限られていたであろう状況から、簡単に仲間と繋がれ、更に広い層に興味を持って貰いやすくなりました。
 また、作品だけではなく、投稿で自分のことも簡単に発信することが出来る。これは「簡単に」というのがミソで、気軽に他愛もないことを発言し感情の発散が即時に出来ることや、投稿から感じる生活感や人となりが発信者への親しみやすさを底上げし、共感や楽しみを多く得られることで充足感をも得られるのでしょう。
 そして閉じたインターネット拠点に比べ、拡散性の良さから宣伝もしやすい。ひとことも発言をせず、ひたすらに淡々と作品を公開し続けるタイプの方もいますが、宣伝文を打たなくても作品さえ上げていればそれだけである種の宣伝になりますので、これらの仕組みが現代人には大層ハマったのだろうなと感じます。
 かく言う私もXを活用している一人です。やはり作品に反応がくると嬉しいものですし、気が向いたときに様々な投稿を見るのも楽しいです。

 が、現在そのX一強の状況が揺らぎつつある…
 端的に言えば、Twitter社の代表が変わり、TwitterがXになったのをきっかけに大幅に仕様が変更され、創作者のみならず多くの利用者にとっても利用しにくい仕様となってしまいました。
 詳しいことは長くなりそうなのと、仕様は本当にコロコロと変わる(かと思えば元に戻ったり、そもそも告知なしにいきなり変わったりと私があまり把握しきれていない)のでここでは割愛しますが、少なくともTwitterであった頃のように利用出来ていないこと、そしていつ自由に利用出来なくなるか分からない状況であるということです。
 このことに加え、AIイラストの普及やそれに関するイラスト投稿サイトの規約の限界など複合的な問題から、個人サイトへの回帰が話題になったわけですね。

 私は仮に何らかの理由でXやイラスト投稿サイトも利用出来なくなればこの個人サイトで充分だと感じています。Xは作品公開が手軽で見て貰いやすいのでメインで使っておりますが、特に固執している訳ではないので…いきなり放り出されて途方にくれるよりは、先にセーフハウスを整えておこうということで、さっさとここを作りました。
 そういう方も割といると思いますし、個人サイトだけの面白さ、やりやすさもあると思いますので、特に昔運営していた方は回帰する方も多いのではないでしょうか。

 しかし、個人的にはSNSに代わり個人サイト一強になることはないのではないかと思います。やはり大多数の人がSNSの交流に慣れてしまった今、それが無くなる喪失感に耐えられる人は多くないのではないでしょうか。だからこそ代替サービスのようなものも色々と制作されているのだと思います。
 また、特に創作関係でお仕事をされている方は、企業が広報や情報収集でSNSを使うのが当たり前で、特にX利用者の母数はまだまだ多いですから、そうそう状況が変わることはないでしょう。
 ただし上記のように現在も状況は絶えず変わっていますので、はっきりと予測はつかないところではあります。どうなるのか、少し怖くもあり、興味深くもあります。皆さんはどう思われますか。

 余談なのですが、サイトを見ていただいた方からWavebox(匿名リアクションサービス)に感想をいただくことがあり、とても嬉しいです。全て読んでおります。ありがとうございます。
 ただ、WaveboxをリンクしているのがXのため(サイトのContactからも飛んで利用出来るのですが)、サイト自体にもコメントや感想送信ツールを設置した方が良いのでしょうか。少し検討してみたいと思います。読んでいただきありがとうございました。

創作はマジカルバナナ

 私も一次創作の幅というか、キャラクターデザインの幅を広げたくて今はインプットもアウトプットも色々試しているところなのですが、最近(と言ってももう一ヶ月ほど前ですが…)新しく一次創作キャラを何人か作ったので、今回はその過程で思ったことなどを書いておこうかなと。わざわざ投稿することか?と思いつつ、絵は主に二次創作メインなので色々考えながらキャラを作るのが新鮮で、過程をまとめておきたいな〜と思い。以下つらつらと書き綴っていきます。
 まずキャラを作るにあたって、どういうキャラを作ろうかというところだと思うのですが、ここが一番難しかったです。なんと一番初めというか、大前提のところでつまづいてしまいました。自分でも驚き。服飾などのビジュアルデザインでつまづくと思ったのですが、それ以前の問題でした。
 他の方ってどうやってキャラを作ろうと思うんだろう?どんなキャラを作ろうと思うんだろう?何かモチーフを見つける?そもそもその見つけ方って?…などと悶々と考えていたのですが、そこで思いました。もしかして、逆なんじゃないか?と。普通は何でもいいから創作キャラを作りたいので元となるモチーフを探すのではなく、何かきっかけとなるものを見聞きしてインスピレーションを得たり、そこからそれに沿った創作キャラ(物)を作りたい!となるのでは?人によって思考回路は様々だと思いますが、多分後者の方が多いのではないでしょうか。多分……
 ということを思ったのですが、とにかく無から有を作るのは無理だ!とりあえず好きなものや身近なものをモチーフとしてピックアップして、そこからイメージ要素を抽出し、キャラ要素へ変換していけば良いのでは?となりました。なんと雑な。でもこれが結構やりやすかったです。モチーフから連想ゲームみたいに広げていくと、意外といい感じに色々出てくるのでそれをキャラの外見要素に落とし込んでいく、といった感じでした。そこでまた気づきました。これ、マジカルバナナだ。皆さんお馴染み(と思ってるのですがご当地ゲームだったりするのでしょうか?)のレクリエーションゲームの一種で、「マジカルバナナ」から始まり、「バナナと言ったら黄色」、「黄色と言ったら声(黄色い歓声など)」と言葉のイメージを連鎖的に挙げていくという、正に前述した連想ゲームですね。やっていることはまんまこれじゃん、と思いました。でも良い発見だったと思います。本当に大したことでもないんですけど、個人的に感動がすごかったです。創作はマジカルバナナ!
 そんなこんなでキャラを三人作りました。結構気に入っています。これなら前回の投稿でも書いた、キャラの要素の盛り方の悩みにも上手く対応出来るかもしれません。キャラは一次創作のページに載せてあるのですが、自分のオリジナルキャラが増えて並んでいるのを見るのは思ったより嬉しいものですね。他にも何人か作りたいな。
 あと余談ですが、新しく作ったキャラの他に、学生時代に使っていたPCからサルベージしてきた、昔作った一次創作キャラの絵を描き直したものも載せました。縁あって非商業WEBブラウザゲームに参加した際に作成したキャラです。描き直すときに気になった細かいところを変更しているので、当時のデザイン全くそのままではない(大部分は同じです、9割くらい)のですが、PCで絵を管理していたファイルを発見したときはなんだか懐かしく嬉しい気持ちになりましたね…
 ゲーム自体は私以外にも沢山の有志の方が参加されていたのですが、そういった機会は初めてだったので、すごくドキドキしたのを覚えています。当時はホームページで参加するキャラを一覧で見られたのですが(今現在はサービスが終了してしまい、ホームページも見られなくなっています。)、沢山の個性的なキャラを見られて、自分もいいキャラを作りたい!と思ったのもあるのか、時間をおいて見返したらこの頃のデザイン結構いいなあと自分で思ってしまいました。なんだかんだで7年ほど前です。当時も描くのは二次創作メインではあったので、上の方で色々考えてキャラを作るのが新鮮と書いたのですが、楽しくキャラを作る経験は既に出来ていたんだなあと振り返ることができ、感慨深かったですね。
 今回はほぼ一次創作キャラ語りになってしまいました。ちょっと恥ずかしい。でも楽しい。こういうのを長々と書けてホームページは本当にとてもいいですね。

 以下は作った一次創作キャラについての覚え書きです。個人的にキャラ作成の思考過程をどこかに書き留めておきたいだけなので、読まなくて全然大丈夫です。
・香焼(こうたき)キリ
 三人の中で一番初めに作りました。前述の創作方法を実行するにあたりとっかかりみたいな存在であったため、モチーフはパッと思い付いたコーヒーにしました。好物なもので…
 全体的にコーヒーっぽい落ち着いた色味にしつつ、コーヒーの木の実の赤色を差し色に入れました。他の二人にも言えるのですが、個人的に擬人化ではなく、キャラ構成のためにデザインイメージ元としているだけなので、パッと見でモチーフが分かる感じにはしたくないというところがあり、直接的な記号はなるべく入れすぎないことを意識しました。
 名前はつけた方が愛着が湧くかなと思いつけました。苗字はコーヒーを淹れるときのアロマ効果から。因みに実在する苗字で、私が知っている中で一番雅でかっこいい苗字だと思います。キリはキリマンジャロのキリです。
・氷室 苺(ひむろ いちご)
 ストロベリーアイス、つまり苺のアイスクリーム……ではなく、そういう名前のバラがモチーフです。実家で母がバラを育てているので、バラは結構身近な存在でした。このバラは実家にはありませんでしたが(つるバラは生育が難しいらしいです。)、可愛らしい名前に負けないくらい可愛らしい色の花なんですよ。
 髪色・髪型(ヘアアレンジ)は花の色とバラの形に影響を受けています。名前もそのまま直球に。その他グラデーションにメッシュの髪、オーロラ透明素材の服など流行りっぽい?要素を多めに入れてみました。あと、大柄な人が好んで可愛い格好をしているのと、可愛い格好をしている人が武器を持っているのが好きなので複合させました。このあたりは綺麗だけど棘持ちというバラの特性からも連想した記憶があります。細身の身体にゴツめの武器もロマンですが、今回は「ゴツい武器を振るうので身体がしっかりしている」方にしてみたくてそんな感じにしました。満足です。
・北斗(ほくと) めぐ
 モチーフは薄荷。ミント系の香りと風味、大好きです。
 髪色は薄荷の花の色から。目の色はそのまま薄荷色イメージです。ミント系の清涼感や爽やかな香りを意識しつつ、内包するクセの強さや刺激感を表現したくて清楚っぽい色や格好ながら、ギザギザの歯や沢山のピアス、髪のハネや襟にツンツンとしたシルエットなどのギャップ要素を入れてみました。
 苗字は和種薄荷の品種「ほくと」から、名前は薄荷の別名「メグサ(目草)」からとりました。連想を広げるために色々調べていたら品種改良などの歴史を知れて個人的に興味深かったです。

キャラクターデザインの傾向

 最近思うんです。キャラクターのデザインって難しい。
 私が現在描く絵は二次創作メインなんですが、ちょこちょこ一次創作(オリジナル)のキャラクターも描いています。しかしどうやら私はキャラの「要素」を盛るのが苦手らしく、あまりしっくり来るキャラをなかなか生み出せないという悩みがあります。
 そんなもんテーマに沿って自分の好きな要素を盛るだけ盛ればいいし、くどくなったら適宜削っていい感じにすればいいだけの話だろ、と思われるかもしれませんが、その「いい感じ」が分からないと言いますか…
 とにかく私の場合シンプルに落ち着きがち。これが悩みのタネでして、試行錯誤するうちに「よく分かんなくなってきたしまあいいか…」とキャラ作り自体を諦めてしまうことも結構あります。作れなかったからといって何か支障があるとかは全くないんですが、やはり何となく悔しい気持ちになるんですよね…個人的趣味活動と言えど考えた分納得のいくリターンがないとやはりモヤモヤしてしまうものなのかもしれません。
 それで言うとこのサイトに載せている魔女なんかは個人的に珍しく上手くまとめられているかなと思います(というかかなりお気に入りなのでサイトに進出出来ています。色々描いてやっぱりなんか魅力がない…とどこにも載せられることのないまま存在抹消されるキャラの多いこと…)。彼女は体にカラフルな宝石を生やしている分、他の服装や色は引き算して正解だったと思っているのですが、これもどちらかといえばシンプルデザインですよね。
 閑話休題。
 思うにこれは自分の中のキャラ要素の引き出しが少ないせいでアウトプットも出来ないんだな、ということで、最近はTwitterのハッシュタグなどを駆使して人様のキャラを色々拝見しています。これがなかなか面白くて、特に服の情報量が非常に参考になります。色・柄・素材、アクセサリーや小物の使い方などアイデアの宝庫です。自分にはないアイデアを見ると、とてもわくわくしますよね。
 見ていると、キャラのテーマにもよるとは思うのですが、令和のトレンドというか、最近はタクティカルファッションなどの少しスポーティでスタイリッシュなデザインが好まれている印象があります。あとは大小シルエット(オーバーサイズジャケットにタイトめなボトムスなど)のメリハリの効いたアウトライン、髪のインナーカラーや小物に蛍光色やビビッドカラーの差し色使いもよく見る気がします。格好良くていいですよね!
 また、版権もの(漫画・アニメ・ゲームなど)の衣装なども注目してみると、色々と気づきがあって楽しいです。漫画やアニメは連載やアニメーションでキャラを動かす関係なのか、過度な装飾はそんなにないように思いますが、ゲームのキャラクターは豪華な装飾品をこれでもかと詰め込んでいるものもあって感心してしまいます。制作サイドからの指定等あってのデザインなのでしょうが、プロのイラストレーターの引き出しの多さ、恐るべしといったところです。
 あと見ていて地味に面白いのはライトノベル関係ですね。おそらく平成から爆発的な人気を得たライトノベルの作品群ですが、最近はいわゆる「なろう小説」もこの枠に入るのでしょうか?(このあたりの枠組に関してはあまり詳しくなく、誤っていたらすみません。)これらのキャラ造形を追っていくと、旬ジャンルの変遷も見えてきて興味深いです。
 平成あたりは学園モノやそれに併せて異能力バトルモノが人気だった記憶があるのですが、学生服に個性が出ていてパッと見で何の作品か分かりやすいのがいいですね。差別化のためなのか特に女子の制服がパステルカラーだったりフリルやリボンが付いていたりと賑やか。個人的にはフィクション特有の謎構造の制服は見ていて面白いので結構好きだったりします。ここから段々と異世界ファンタジーから転生モノ、最近はプラスして悪役令嬢モノへ移行していっている印象ですが、剣と魔法のファンタジー世界だと、服飾にはある程度キャラ造形のテンプレートみたいなものがあって難しそうに思います(勇者や魔法使いなどの職業が分かりやすい記号を入れないといけないため…)。しかしその分種族などのモチーフを身体的特徴として落とし込めるメリットがありますね。そうすると悪役令嬢系はかなり難しそうですが…どうなのでしょう?言及しておいてなのですが、これ系は触れたことがないため、今後見てみたいと思います。新たな発見があるかも。
 以上のように他人目線での勝手な分析でも充分面白いのですが、出来れば作者自身の拘りポイントなんかを聞けたらもっと面白いのになーとも思います。
 創作者の皆さんに匿名投書アプリでの質問や、ハッシュタグなどの活用などで創作キャラのモチーフやここを見て!という点を教えてもらうのもいいかも…?ちょっと考えたいですね!
今回はこれで以上です。また少し長くなってしまいました。読んでいただいた方は、ありがとうございます。

絵の「美しさ」とは

 ご立派なタイトルを付けてしまいましたが、内容はそんなにご立派ではありません。
 が、結構長めの文となってしまいました。内容の伴わない長文、取り合わせとして最悪過ぎる。最近の気づきについての書き留めとなりますので色々と(?)ご容赦ください。
 ちゃちい予防線を張り一応の安心感を得ましたのでさっそく話に入っていくのですが、まず前提として私にとって絵を描くことは趣味であり、絵に関して専門的に学んだ経験はありません。独学と言えばかっこいいですが、学ぶべきことをすっ飛ばして好き勝手やってきただけの今、といった風なので、独学という言葉を使うのも何だか変な感じなんですよね。
 しかしそんな好き勝手し放題の中にも長く続けていれば一丁前に拘りみたいなものが生まれてきて、それが私にとっての「線」なのだと思います。
 絵と一口に言えど描き方は様々ですが、私の描き方は基本的にラフ→少し整えた下描き→線画→塗り→加工(エフェクトや色味など)でわりとオーソドックスな描き方じゃないかなと思います(と思いこんでいるだけで、もしかしたら最近は違うのかもしれません。ソシャゲの塗りなどを見ると、最近は圧倒的に厚塗りが多いような…時代によってオーソドックスも変化しているのかも)。
 実は私は塗りが苦手で、これにあまり自信がありません。自分の塗りの質感は個人的にツルツルテカテカヌルヌルしていてどうにもしっくり来ないんですが、これが何年経っても改善出来ない。昔はそれが嫌で彩度が低めのグレー味がかった色選びや、影を何重にも重ねて陰影を表現する塗りをしがちだったんですが、これだとどうしても汚く見えてしまうんです。彩度や明度を上げ、出来るだけ重ね塗りをしないことでそこは改善したのですが、ツルテカヌル度は上がってしまい苦悩中。
 若干話が逸れましたが、そういうわけで塗りが苦手で自信がない、でもどうせ描くなら絵に良い印象は持ってもらいたい…ならどうすれば良いか?を考えた結果、線を綺麗に引くことに意識を持っていこうとなったんですね。線の美しさがイコール自分の絵の「美しさ」になると思っていたのです。
 ただ意識するうちに若干強迫観念みたいになってきて、線を綺麗に引かなければならない、整った線画でなければ完成した絵ではない…みたいな方向へ行ってしまいました。趣味なのに変な話ですが、譲れないラインみたいなものが出来てしまうと、ここを妥協することだけはプライドが許さねえ…!となる不思議。そういったものを持って作品づくりをすることは悪いことではないのですが、自分で自分を追い詰める方面にシフトしてしまうと辛いですよね。
 しかしそもそも人が絵に対して感じるものは千差万別なので、この「美しさ」についても色彩であったり、描き込みの緻密さであったり、質感や空気感の表現であったり、描かれるシチュエーションであったり…人によって様々かと思います。
 その中での個人的な「美しさ」への拘り、これは完全なるエゴなわけです。ここに魂を込めました!ここに時間掛かってます!どうだ美しいだろう!という部分を、見る側は全く意識していないかもしれないし、重視していないかもしれない。特に絵を描く行為を経験したことがない人にとっては、完成した絵そのもののみが全てであって、工程のことなんか知ったこっちゃないぜ!好きなキャラが描かれていればいいんだ!可愛ければいいんだ!という人も正直多いのではないかと思います。それが嫌だとか悪いということではなく、この差は実に興味深い点だと思います。
 もちろん己の拘りを貫き通すことは素晴らしいことです。ただ私はこのギャップを感じることで、いい意味でそんなに追い詰められなくてもいいんじゃないか?と思えたんですよね。
 最近は仕事との兼ね合いもあり、じっくり線を引いて引いて…という絵を量産する気力も体力も追いつかなくなってきて、でも絵を描くのは気晴らしにもなってはいるから描きたい、でも時間はそこまで割けない…という事情のときはラフからざっくり線を削って整えて、線の上にそのままベタッと色も乗せて微調整する、といったやり方もするようになりました。
 もちろんこれはきっちり清書をするより荒い完成度にはなるのですが、やってみたら、「あれ?これだって全然「絵」じゃん。」となれたんです。何を当たり前のことを言っているんだと思うかもしれませんが、これでもいいんだ、これだって立派な完成した絵だよ!と目が覚めたと言うかなんと言うか。変ですよね。大体人様も色々な描き方をしていて、それを見て「この絵は未完成だ」なんて思わないはずなのに、今更ハッとなるという…もういい大人なのに視野が狭すぎる。
 もちろん線に対する熱意や重視する気持ちが全く消えた訳ではありません。きっちりと線を引くことで生まれる「美しさ」はやはりあると思いますし、今日は気合を入れて描くぞ!というときはそこに時間を掛けます。ただ絵に対する気持ちに少し変化が生まれ、それが凝り固まってしまった自身の固定観念に良い働きかけをしていると思います。
 皆さんの考える絵の「美しさ」とは何でしょうか。今はSNS時代で手軽に様々な絵が見られますので、考えてみると面白いかもしれません。

サイト名について

 前回はサイト運用のきっかけについて書きましたので、今回はサイト名の由来について書こうと思います。
 「日日是好日」は「にちにちこれこうじつ」、または「にちにちこれこうにち」や「ひびこれこうじつ」とも読めるそうですね。
 禅語の一種で、「一日一日が素晴らしい日である」、またそこから「そうなるように日々努めましょう」といった意味だそうです。いい言葉ですね。日々を怠惰に過ごしがちな己に刺さります。
 私自身は禅語に詳しいわけではないのですが、こういった「生き方について考えましょう」といった主旨の言葉を聞くと、ある恩師のことを思い出してノスタルジーに浸ってしまいます。
 恩師は高校の倫理の先生です。倫理と言えば高校社会科「公民」の選択科目のうちの一つですね。人間の社会規範や原理を司る道徳心について、その起源や本質を紐解くために、様々な哲学や思想、宗教について学ぶ科目です。選択当時は他科目の政治・経済と現代社会に興味ゼロのため消去法だった上、この先生は授業スタイルも先生自身もかなり癖のあるタイプで、他の生徒たちからはぶっちゃけ引かれ気味だったのですが、授業を受けていくうちに私はどちらも大好きになりました。
 なんというか教え方がダイナミックだったんですよね。上手く表現しづらいのですが、単に文ではなく視覚と聴覚で思想を可視化しようと挑戦していたんだと思います。少なくとも教科書は全然使わなかったし、黒板の板書は板書と呼べぬほどカオスでした。前衛アートと言った方が良かったかもしれません。でもそれが良かった。学問としてもかなり興味が湧きましたし、一時は専攻を哲学科にしようか迷ったくらいです。結局違う進路へと進んでしまいましたが、今でも古代インド思想のウパニシャッド哲学など興味深いな〜と思います。
 先生は色々なことを教えてくださいましたが、いつも「人間は考える葦である」と「為せば成る」が口癖でした。つまり「人は時として無力だが、日々考え、努力すべき」ということだと思います。まるきり同じ意味ではありませんが、「日日是好日」も近い意味だなと感じて、いつもこういう心構えでいられたらとサイト名にしてみました。それに「日」が三つも入っていてなんだか字面が明るくて良いと思いませんか?あとは語感も良い。同人サイトの名にしてはご大層な気もしますが、自分の城は気分の上がる名前の方が良いでしょうということで。そんなところです。
 別に座右の銘というほどのものではないのですが、皆さんもお気に入りの言葉や、印象に残った言葉はありますか?もしかしたら思い出や記憶と共にあるかもしれませんね。

個人サイトを作ってみました

 タイトルのとおりなのですが、この度個人サイトを作ってみました。主にイラストとこうした雑記の保管場所としての運用になります。イラストはとりあえず今まで描いたものを載せていっているのですが、取捨選択してもまあまあ数があるため、のんびり更新していきます。
 サイト運用のきっかけは友人が「令和に個人サイトのサーチを復活させたい」とサーチを作ったことで、その行動力がいいなと思い「じゃあ私も作るか、サイトを…」となったわけです(?)。
 ちなみに上記のサーチは「Lony」といって既にリリースされています。現時点で結構な数のサイトが登録されており、登録サイト一覧を眺めているだけでもかなり楽しいです。サイトをお持ちの方も、そうでない方もぜひ覗いてみてくださいね。
↓↓↓
創作サイト総合サーチ「Lony」
https://lony.jp/

 かくして個人サイト設置に踏み切ったわけですが、未だにHTMLを地道にポチポチ打たなければならないと思い込んでいたいわゆる情報弱者の上、こういった作業は不慣れかつ苦手なため、この程度の簡素な作りでもかなり四苦八苦しました。個人サイト全盛期あたりに楽しさを享受していた過去はあるのですが、専ら閲覧する側で、管理側になるのは初めてで…
 他の方々のようなオシャレなサイトや、個人的に納得のいく出来になるまで頑張っていたらいつまで経っても公開出来なさそうなので、やりながら徐々にアップデート出来たらと思っています。
 Wordpress、そしてWordpressテーマやプラグインの作成・配布者様、個人サイト体験記をインターネットに公開してくださっている先人の皆様、本当にありがとうございます。おかげさまでなんとかなっております。
サイトはTwitterでは書ききれない長めの文章を書けるところも良いですね。
 取り留めもないことを不定期に書き溜めていきますので、ご興味があればたまに読んでいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。